西金沢から北東へ2キロほど、自転車で行ける距離に中村神社があります。ここの拝殿は、ただの拝殿ではありません。

金沢城から移築された建物

中村神社の拝殿は、旧金沢城二の丸御殿の舞楽殿(能舞台)を移築したものです。2004年(平成16年)に国の登録有形文化財になりました。

建築は方3間、四隅の角柱の上に三斗組、二軒疎垂木、入母屋造の桟瓦葺。刎高欄付の切目縁、双折桟唐戸と格子戸の引違、内部は折上格天井。欄間には一本彫りの龍が四方に配され、塗格天井には極彩色の絵が描かれています。神社の建物というより、御殿の建物です。

卯辰山を経て、中村町へ

この建物は複雑な経緯をたどっています。1870年(明治3年)、越後戦争で戦死した加賀藩士を祀る顕忠祠として卯辰山へ移されました。そして中村神社に移築されたのが 1965年(昭和40年) のことです。

神社そのものの歴史

中村神社の祭神は武甕槌命・経津主命・天児屋根命・比咩大神。平成21年に御鎮座1100年を迎えました。もとは犀川の右岸にありましたが、城下町の拡張にともなって現在地へ移っています。1880年(明治13年)9月に郷社となりました。

氏子区域は糸田新町・白菊町・新神田・千日町・玉鉾町・中村町・御影町・本江町・米丸町にわたります。

アクセス

金沢市中村町16-1。西金沢駅から北東へおよそ2キロ、野町・十一屋の方角です。歩くと少しありますが、自転車ならちょうどいい距離です。

参考